牛乳のこと。 |九州乳業株式会社

牛乳のこと。

みんなを元気にする、牛乳。

丈夫な骨と心おだやかな暮らしを

牛乳に含まれるカルシウムは体への吸収が良いので、骨粗鬆症の予防にも効果的です。
また、寝る前に飲むと、心をおだやかにするトリプトファンがよい眠りを促すといわれています。

育ち盛りの子供たちの体づくりに

牛乳に含まれる豊富なタンパク質は、血液や筋肉を作ります。
また、カルシウムは丈夫な骨や歯をつくります。

いつまでも美しく健康的に

カルシウムを含む低脂肪牛乳は、健康的なダイエットに有効だといわれています。
体内で脂肪を分解するにはカウルシウムが不可欠だからです。
また、「鉄の吸収を助ける」「便秘解消に役立つ」など、女性にはうれしい機能もあります。


いつも飲んでる牛乳のこと。


牛乳の成分

牛乳には様々な成分が含まれていますが、その中でも主な成分は、乳タンパク質、乳脂肪、乳糖、カルシウムなどです。

乳タンパク質

乳タンパク質とは、哺乳動物の乳に含まれるタンパク質の総称です。
牛乳に含まれる豊富なタンパク質は、私たちの体の血液や筋肉をつくります。
乳タンパク質に含まれるアミノ酸はとても優れており、消化吸収率が非常に良く、また、必須アミノ酸の含量 とバランスも最高なのです。

乳脂肪

消化と吸収に優れ、風味があります。

乳糖

腸内の善玉菌を活性化させます。少し甘みもあります。健康によく、腸内環境を整えてくれます。

カルシウム

カルシウムは、人間の骨や歯の形成に欠かせません。
牛乳は、体内での高吸収率、栄養素密度の高さから、カルシウムの補給源として優れている食品です。
コップ1杯(200ml)の牛乳で、成人が1日に必要なカルシウム量の約3分の1を摂取することができます。


牛乳の種類

牛乳は、使用している原材料や濃縮、低脂肪などの製造工程によって、色々な種類に分けられています。

種類別 内容説明
牛乳のみ使用
成分無調整牛乳(牛乳) 乳牛から搾った乳(生乳)を加熱殺菌しただけのもので、「水や他の原材料を混ぜてはならない」と乳等省令(食品衛生法に基づく「乳及び乳製品の成分規格等に関する省令」)にて規定されています。乳脂肪分3%以上、無脂乳固形分8%以上の成分を含むものです。生乳を、搾乳したままの成分内容で100%使用しています。当社の代表商品は「みどり3.6牛乳」です。
成分調整牛乳 生乳から乳脂肪分の一部を除去するか、水分の一部を除去し成分を濃くするなどの調整を行ったものです。当社の代表商品は「ローファット2.0低脂肪乳」です。
低脂肪牛乳 成分調整牛乳のひとつで、生乳から脂肪分のみを除去し、脂肪分を0.5~1.5%にしたものです。
無脂肪牛乳 成分調整牛乳のひとつで、生乳から脂肪分を除去し、脂肪分を0.5%未満に調整したものです。
牛乳+乳製品
加工乳 生乳または脱脂粉乳やバターなどの乳製品を原料に、乳成分を増やしたものや、乳脂肪分を減らしたものなどがあります。当社では加工乳の製造販売は行なっておりません。
牛乳+乳製品+ 乳製品以外(ミネラル、ビタミン、果汁など)のもの
乳飲料 生乳や乳製品を主原料に、乳製品以外の原材料を加えたものです。カルシウムやビタミンを強化したものや、クリームチーズなどで乳脂肪分を高めたもの、コーヒーや果汁などを加えたものなどがあります。当社の代表商品は、乳脂肪分が高い濃厚タイプでは「おいしい特濃4.4」、低脂肪タイプでは「まろやか低脂肪」、コーヒー系では「ラクトコーヒー」です。

牛乳の殺菌

殺菌方法には何種類かあり、主に下記の4種類の方法で行われています。

殺菌方法 内容説明
超高温瞬間滅菌 135~150℃で1~4秒間加熱し、滅菌する方法です。
主に、常温保存可能品であるLL(Long Life)製品で行う殺菌方法です。
超高温瞬間殺菌 日本で一般的に用いられている、120~130℃で2秒間殺菌する方法です。
高温短時間殺菌 72℃以上で、15秒以上の殺菌。欧米では、この殺菌法が主流です。
低温保持殺菌 62~65℃で、30分間殺菌する方法です。

牛乳の保存

商品に表示してあります、「保存方法」に従っての保存をお願いいたします。

冷蔵品については、「10℃以下で保存してください」または、「要冷蔵10℃以下」等の表示をしてあります。
常温保存可能品については、「直射日光をさけ、冷所に保存してください」等の表示をしてあります。

牛乳の保存方法の注意点(牛乳は温度管理が重要です。)
  • 室温での放置はしないでください(お店から家まで持ち帰る時、牛乳の温度が上がらないようにできるだけ早く冷蔵庫にお入れください。)
  • 注ぎ口に直接口をつけて飲まないようにしてください。
  • 冷蔵庫の温度管理(冷蔵庫の開閉の回数が多かったり、長時間開けたままだと冷蔵庫内が10℃以上に上がることがありますので気をつけてください。)

常温とは、一般的に20℃~35℃を指します。


牛乳の取扱い

牛乳は一度開封すると、徐々に品質が変化します。

  • 牛乳は、冷蔵庫内のにおいを吸着しやすいため、開封した牛乳は口をしっかり閉じてください。
  • 開封すると、空気中の細菌等が入るため、記載されている賞味期限は無効となります。 牛乳は栄養分が豊富な分、細菌が増殖しやすい環境のため、なるべくお早めにお召し上がりください。

おいしくお召し上がりいただける期間として、開封後は2~3日ぐらいを目安におススメしています。

安全にお召し上がりいただくために

牛乳の変質を見分ける方法として、以下にあげる4つの方法を確認してください。

  • 分離したり、ぶつぶつができていないか目で確認する
  • 普段と違う匂いがしないかを確認する
  • 酸味や苦味がないか確認する (この時、口に含ませるだけで飲み込まないようにしてください)
  • 鍋で沸騰させ、固まったり、分離したりしないかを確認する(沸騰させたときにできる表面の膜は、タンパク質が固まったものなので、問題ありません。)
体調や一緒にお召し上がりいただいたものによっても、味の感じ方は変わってきます。そのため、牛乳が悪くなっていないか、風味等を確認する場合は、一度、口の中を水ですすいだ後に、ご確認ください。